審査

無人契約機

90年代に消費者金融の利用者が爆発的に増えたのは、当時画期的な発明と言われた無人契約機の影響が大きいです。それまで金融業者から新規借入をする場合、直接店舗窓口まで出向いた上に、審査を受ける必要がありました。

審査では審査官との対面審査になりますが、申込者が年配者の場合は自分よりはるかに年下の審査官が相手では、非常に気まずい思いをされた方も少なくないと思います。

そんな中で開発されたのが、アコムの「無人くん」です。1993年に初めて導入された無人契約機ですが、借入をしているところを他人に見られなくて済むという、利用者の心理を見事にカバーしたことで爆発的にヒット。

こんなヒット商品を他社がほおっておくはずもなく、他社も無人契約機に参入し、瞬く間に全国に広まっていきました。その数は1996年までの三年間で3000台に及んだといいます。

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利用者急増の裏側では

無人契約機の普及によって爆発的に消費者金融の利用者が増えた一方で、自己破産をする人もこの当時、年間5万人
を数えていました。何しろ当時、法律で定められていた上限金利が40%であったため、いくら返済しても追いつくはずがありません。

現在の上限金利18%と比べると、べらぼうに高いのが窺えると思います。

こういった自己破産者増加への対策として、大手消費者金融各社は三件規制というルールを盛り込みました。これは
業界の健全性を自己アピールするのを目的として、新規貸付の基準として他社からの利用を三件以内とする規定です。

もしも三件以上の借入がある人には融資をしないというルールです。

これは多重債務者をこれ以上増やさないことには一定の効果があったものの、融資額の上限については取り決めがな
されていなかったことについては、異論があったと聞きます。

キャッシングの基礎知識